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    必要な物とそうでないもの。。。

    2015/6/14渓流歩き

    ちょうど7年前のこの日は、「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」の発生した日。
    内陸直下型地震で最大震度は6強だが、この地震の加速度は今も世界記録であり、国内最大の地滑りが発生した。
    宮城県栗原市の旅館「駒の湯温泉」が土石流により押し潰され、従業員や客らが犠牲になり、当時のトップニュースを独占したことは、今もなお多くの人たちの記憶に残っていることだと思う。

    大雨等で土石流が発生する恐れのある「土石流危険渓流」は、岩手県だけでも7,198渓流ある。
    渓流と言っても、絶えず流水がある場所とは限らず、雨が降った時だけ水が流れる場所等も含まれる。
    このような土石流危険渓流には、堰堤(砂防ダム)が建設されているところも多い。

    堰堤は、土石流を食い止めたり、渓の勾配を緩くして土砂が流れにくくしたりする。
    普段あまり人目に付かない山間部に多く、下流域の災害防止のためにはなくてはならない存在であろう。


    この地震から7年。
    震源地に近い一関市の山間部へ行ってみた。





    地図上で最上流部にある堰堤が見えた。
    この場所より上流には林道が無いため渓を遡上することにした。






    間近に見ると迫力満点。
    この型式の堰堤を見たのは初めてで、調べてみたら「セルダム」と言うらしい。
    2008年の地震後に建設され、堰堤の種類としては治山ダムに属するらしい。

    多くの堰堤がそうであるように、このセルダムにも魚が遡上出来る魚道は無かった。





    15061803.jpg
    セルダムの左岸の斜面を高巻してダム前面に出る。
    土砂が満タンに堆積していたが、これでも機能を有しているらしい。
    直接大量の土砂を食い止めることは出来なくなっているが、渓流の勾配が緩くなっているため、土石流がここに留まりやすくなるという。(本当なのか?)





    15061804.jpg
    渓を遡行するも相変わらず渓相は良くならない。
    こんな渓だがどんどん上った。






    切り立った斜面の崩落がところどころ目立つようになってきた。
    こんなところに居て、もし地震が発生したら・・・と思うと、出来るだけ崖から離れた場所を通過したい。



    出発してから2時間30分。
    ポツリポツリと雨が落ちてきたところで折り返すことにした。


    この渓の最上流部は、大規模な地滑りがあった場所で、豪雨にでもなったらまた土石流が発生するかもしれない。
    急ぎながらも足元に注意し丁度1時間で車まで戻った。


    追記1
    どこまで行っても土砂と石が堆積した渓であり、ところどころ出現する小さなポイントでルアーをキャストしてみるとイワナが釣れた。
    上流へ行くほど魚影は濃くなる一般の渓とは逆で、折り返し地点辺りでは、ほとんど魚影を見ることも無くなっていた。

    地図で見ると、入渓点下流部には20数か所の堰堤があり、魚が世代を超えて生き延びるには過酷な環境であるように思える。
    今となっては人間が生活する下流部の安全を考えると堰堤の撤去は出来ないけれど、せめて魚道の整備や堰堤に頼らない何か別の方法とか考えられないのでしょうか。

    追記2
    ちょうどこの記事を書いているとき、クリーネストライン(patagoniaパタゴニア日本支社)さんが石木ダム建設阻止活動についての記事を書いています。
    ダムと堰堤の建設目的は違うけれども、必要のない工作物は作ってはいけない。。。僕もそう思います。

    「石木ダム」建設阻止のブログ→「石木川まもり隊」
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